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【映画レビュー】 カウチポテトレビュー

愛しい人が眠るまで

TRULY, MADLY, DEEPLY(1991年/イギリス)

日本公開1991年11月 上映時間106分 MediaDVD(UK)
監督アンソニー・ミンゲラ
出演アラン・リックマンジュリエット・スティーヴンソンマイケル・マロニー
愛しい人が眠るまで愛しい人が眠るまで

リプリー』、『イングリッシュ・ペイシェント』のアンソニー・ミンゲラ監督&脚本の、優しくて切ない、ファンタジー・ドラマ。
"ファンタジー"って言うと語弊があるかもしれませんが、愛する人のタメにゴーストになって戻ってくるなんて・・・やっぱりファンタジーですよね?

ニナを演じるジュリエット・スティーブンソンの為に、監督(兼脚本)が脚本を書き直したということもあり、ヒロインは彼女の雰囲気にぴったり。
知らないうちに地下鉄の中で号泣してしまったり、人付き合いをしなくなったり・・・そんな彼女をずっと見守っていたのか、アラン・リックマン演じるゴースト(身体があるから人間と変わらないですね〜)が登場します。
一見、彼女と一緒にいるために戻ってきたのかと思われるのですが、ニナが側から離れると、何かを企んでいるような表情を最初から見せています。

ゴースト友達を連れてくるなど、我儘なことをしてニナに嫌われようとしているのかとも思えますが、「自分と君とは違うから。自分とはもう生きていけないから。」ということを、ジェイミーは、彼女を傷つけないように少しずつ、気づかせようとしているのだと思います。
部屋の模様替えをしているのも、彼女を怒らせようというよりは、他人と一緒に暮らす時問題になりそうなこと、例えば体感温度が違う(部屋の設定温度の好みが違うって、一緒に暮らすには結構辛いですよねぇ)・・・みたいなことを、やんわりと例えとして教えているような。
控えめなメッセージ性やストーリー展開、ちょっと暗めでスローテンポで英国映画らしいです。

それにしても、ジェイミーの死因が扁桃炎の治療の際に、チューブが咽に詰まったって・・・医療ミスでしょうか?
確かにそれでは、死んでも死に切れない・・・。
友人のゴーストたちが、顔色悪くて、何故か皆黒髪(ジェイミーだけ茶色)で、ちょっとコミカルっていうのが笑えます。
ジェイミー(ゴースト)の存在がネズミで現されるのも 、ちょっとした英国流のユーモアですね。

歌も歌うしチェロも弾く、アランがとっても素敵です。
ダイ・ハード』や『ロビン・フッド』 の悪役で名を馳せた後の作品なので、当時見ていたらとても新鮮だっただろうな〜と思います。
私の好きな映画、BEST5に入る逸品です。

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