イギリス、アイルランド系俳優紳士録と映画レビュー:British & Irish Actors'
【映画レビュー】 カウチポテトレビュー
ゴッド・アンド・モンスター
GODS AND MONSTERS(1998年/アメリカ)
| 日本公開 | 2000年12月23日 |
上映時間 | 106分 |
Media | DVD |
| 監督 | ビル・コンドン |
| 出演 | イアン・マッケラン、ブレンダン・フレイザー、リン・レッドグレーヴ、ロリータ・ダヴィドヴィッチ、デヴィッド・デュークス |
『フランケンシュタイン』『フランケンシュタインの花嫁』で有名なジェームズ・ホエール監督。謎の死を遂げた彼の晩年を題材にした人間ドラマ。
その年に数々の賞を受賞した秀作です。
伝記映画というよりは、ジェームズ・ホエールの内面、そして死の真相を深く、重厚に推理したドラマです。
実際にイアン・マッケランがゲイだから、こういった演技ができるという評もありましたが、「そんなことはどうでもいい!」と思っちゃう、氏の迫真の演技が見ものです。
若く逞しい(いかにもゲイに好かれそうな)庭師を演じているブレンダン・フレイザーの、戸惑いを隠せない、でも突き放すこともできないといった風の、表情も結構好きです。『ハムナプトラ』での3枚目もいいけど、この役もまあまあ。でも、話の重厚さからはちょっと浮いていたのが難ですが。
サー・イアンには適いませんが、一生懸命対抗している感じで(笑)。
ホエールは死に対して恐怖と憧れとを抱いていて、好意を持った青年を利用して、自分の死すら演出してしまいます(多少無理はあり、ですが)。
途中、戦争の話や映画の撮影シーンなど入りますが、ちょっと話の流れを切ってしまっていて、私は好きじゃないかな・・・。
ホエールが閉じこもる暗い家の中と、庭師が居る明るい庭の対比が、さらにストーリーを哀しくしています。
とにもかくにも、戦争中に亡くした親友への想い、庭師に拒まれたときの哀しさ、老いていくことへの恐れ、全てを演じきってしまうサー・イアンに脱帽です。 |
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