イギリス、アイルランド系俳優紳士録と映画レビュー:British & Irish Actors'
【映画レビュー】 カウチポテトレビュー
恋の闇、愛の光
RESTORATION(1995年/イギリス、アメリカ)
| 日本公開 | 1995年12月 |
上映時間 | 118分
| Media | VHS/DVD(US) |
| 監督 | マイケル・ホフマン |
| 出演 | ロバート・ダウニー・ジュニア、サム・ニール、デヴィッド・シューリス、メグ・ライアン、イアン・マッケラン、ヒュー・グラント |
原題の『Restoration(回復・復帰・返還・修復)』的要素がいたるところにもりこまれています。
ロバート・ダウニー・ジュニア演じる才能はあるが不真面目で女好きな医者が一度宮廷という楽園で堕落し、国王の愛人に横恋慕したがために失脚、親友と愛する女性の死で医者に戻り、立派な人間となって過去になくした物を手に入れるという話です。
当時隆盛を極めた王政の光と闇(ペストの大流行)、医師が愛した二人の女性もまた闇と光の象徴であり、彼の人生そのものが闇と光にあふれています。
落ちてなお、己を見失っている主人公を正気に戻すのは、忘れていた医師としての務めと、周囲の情。
医者として貧しいものも助けようとしているデヴィッド・シューリスが演じる友人の姿が痛々しいです。
泣かせます。
その他の脇役陣も個性的です。
今のイメージの「ロマコメの・・・」とはほど遠い役ではありますが、メグ・ライアン、ヒュー・グラントも登場シーンが短いながらも好演しています。
なかでも、イアン・マッケランも存在感がすばらしいです。彼がやっていなければ、"地味〜な執事"で終わってしまいそうな役どころですね。
第68回アカデミー賞美術賞、衣装デザイン賞受賞作品ならではの17世紀英国の華麗な 宮廷の様子と衣装、自然光をうまく取り入れて撮影された美しい舞台が堪能できます。 |
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